コンバージョン最適における効果的なCTAボタンの考え方とは?クリックされるボタンの5つの特徴

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CROにおける効果的なCTAボタンの考え方とは

一般的なサイトにはボタンが存在します。原則としてそれぞれのボタンは「登録する」「リンクに遷移する」など特定のアクションを目的としています。中でも特に重要なアクションをさせるボタンをCTA(Call To Actionの略)ボタンと表現します。CTAボタンはさまざまな大きさ、形、色で存在します。「どの色のボタンが一番コンバージョンするか?」という問いに対する一律かつ万能な答えは残念ながらありません。本記事ではアクションを促進するボタンの原理原則について解説をしていきます。

CTAボタンとは

CTAボタンとは

CTAボタン(Call To Action)は、Webサイトの訪問者に対して「登録」「問い合わせ」「資料請求」など特定のアクションを促す目的のボタン要素です。訪問者が意図したアクションを起こしやすいボタンになり得るかは主に「訪問者がCTAに気づくか」「次のステップがわかりやすいか」「次のステップに意味・価値があると感じるか」この3つにかかっています。

1. CTAボタンの主要原則 – プライマリCTAは1ページに1つ

複数CTA

ページごとにユーザーに取ってほしいアクションは一つだけに絞った方が効果的です。サイトにおいて最も重要なボタンがプライマリCTA(メインのCall to Action)となります。

セカンダリCTA(サブCTA)を設けること自体は全く問題ありません。ただし、セカンダリCTAはプライマリCTAより必ず目立たない見せ方にすること。プライマリよりも視覚的に抑えた設計にすることが重要です。

例えば、ボタンカラーに関する複数のA/BテストではプライマリCTAが明確に目立つ配色の方がCVRが改善する傾向があります。

2. CTAボタンの主要原則 – ボタンデザインに優先度をつける

ボタンの優先順位

ボタンはリンクよりも大きく、色をつけやすいつまり、目立ちやすい。CTAを目立たせたいなら、テキストリンクではなくボタンを選びましょう。

ボタンそのものの視認性という観点では、白塗りよりも色塗りの方がより目立ちます。通常サイトには役割が異なる複数のボタンが配置されることが一般的ではありますが、各ボタンの視覚的な優先度を付けることで、訪問者がこ

ただし例外もあります。ECサイトのカテゴリページなど、ボタンが商品画像の邪魔をしてしまう場合は、テキストリンクのほうが適切なこともあります。

3. CTAボタンの主要原則 – ボタンは十分な大きさにする

CTAボタンの大きさ

CTAボタンに関連するフレームワークとして、フィッツの法則という考え方があります。フィッツの法則は、人間の指やマウスカーソルなどのポインターが特定のターゲットに移動して、操作する動きにかかる時間についての関係性を示したものです。「とあるターゲットに到達するまでの時間は、ターゲットまでの距離とターゲットのサイズによって決まる」というものですが、簡単にまとめると「大きく・近いほど、クリックしやすい。」という原則です。

もちろんボタンが大きければ大きいほど良いということではありません。見た目のバランスも重要です。デザインチームと連携しながらですが、小さすぎないボタンサイズというのは意識するとよいでしょう。

4. CTAボタンの主要原則 – ボタン周りの余白を確保する

ボタン自体が大きくなくても周囲の余白を十分に確保すれば目立ちます。他の要素に埋もれずにきちんと視線を引きつけることができます。

5. CTAボタンの主要原則 – サイトの他の色と違う色を使う

ボタンカラー

メインCTAがバックグラウンドカラーと同系色だと、視覚的に溶け込んでしまい、ユーザーの目に入りません。これは致命的なミスです。「どの色がコンバージョン率が高いか?」をテストしたい気持ちはわかりますが、それよりも先に考えるべきは「背景や周囲と明確に区別できる色を選ぶ」こと。これはテストの問題ではなく、実装の問題です。

6. ボタンのテキストを磨き込む

ボタンテキスト

ボタンテキストはクリック率に大きな影響を与えます。大枠の傾向はあるものの、どのコピーが効くかは事前にはわかりません。このため、より確実に効果が良いコピーを探すためにA/Bテストが推奨です。

効果的なCTAコピーの3条件

さて、CTAボタンのコピーについてベストプラクティス観点で効果的と言われている要素を紹介します。

  • 具体的:クリックした後に何が起きるかが明確。例:「資料を入手する」「ニュースレターを購読する」「無料トライアルを開始」
  • メリット:「入会してナレッジにアクセスしよう」「ベストな見積りを比較する」
  • トリガーワード:検索キーワードやユーザーの意図に合致した言葉を入れる

避けるべきコピー

請求フォームなどによくある「送信する」という表現は避けた方がベストです。ユーザーは何かを「得たい」「始めたい」と思っているもの、「送信したい」とは思っていません。

ボタンテキストのベストプラクティスは、ボタンアクションをすることで最終的にユーザーが達成したいことを起点に書く点が推奨です。

まとめ:CTAで押さえるべき6原則

最後に本記事で解説した効果的なCTAのポイントを整理しましょう。

  1. プライマリCTAは1つ:複数あるときはセカンダリを目立たなくする
  2. ボタン > リンク:ボタンのカラーや形状に優先度をつける
  3. ボタンは十分に大きく:フィッツの法則を意識
  4. ボタン周囲の余白を確保する:小さなボタンでも余白で目立たせられる
  5. 対比色を使う:背景・周囲と明確に区別できる色
  6. コピーはユーザー視点で:具体的・ベネフィット・トリガーワード

CTAに絶対的な共通パターンはありませんが、上記のポイントを押さえた上でテストを重ねることで、CTAアクションを改善できる可能性が高まります。ぜひ試していただけますと幸です。

この記事を書いた人

akio_kimura

株式会社GO TO MARKET代表。CRO特化のマーケティング支援コンサルティングサービス「GrowthFuel」のプロデューサー兼オプティマイザー。CRO/Tipsでは海外情報や自身のプロジェクトを中心にCROのナレッジやノウハウを公開中。Invesp - CRO Mastery Certification / CXL - A/B Testing Mastery Certification

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